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2017年11月 7日 (火)

無言館展  呉にて

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ずっと行きたいと願いながら、未だ行けないままどんどん時が流れています。それは 長野県上田市にある無言館・・・戦没画学生の絵を集めた美術館・・・です。

私が時々訪れるブログでそれが、呉の美術館に来ていると知り、昨日行ってきました。JRを乗り継いで、呉線は初めての利用・・・戦時中には、其処を通過する折には窓に鎧戸を下ろさねばならなかったと聞いている軍港は、この辺りかなどと思いを馳せながらでした。

呉の街中は初めてです。幅広い歩道にはレンガが何処までも敷きつめられています。 車は多くありません。駅から美術館まで1キロほどでしょうか。気持ち良い秋の空気に包まれ、この気持ちよさは天候によるものだけではないな! っと感じながら歩きました

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左手の建物が呉市美術館です

一歩入ると、2Fへといざなう木製のどっしりした階段が二手に分かれて中央にあります。

あら?  この建物は昔は何か他の? などと思ったので受付の方に訊ねてみると、「いいえ、初めから美術館の為に建てられたもので、来年は開館35周年になり、特別展も開催されます」とのお返事。

都会の美術館にはそれなりの興味ある展覧会が来ますけれど、黒山の鑑賞者の隙間から観賞するようなのは、もう耐えられない年齢になってきたと感じていたところなので、ここでのゆったり観賞は、とても素敵な時間でした。

説明文を読みつつ・・・夫が隣りで 溜息をもらします

亡くなった時の状況や、あまりに若い年齢に思わずもれる溜息。

大正時代の生れの方々が大半ですから、夫の父と同年代です。義父も軍医として戦場へ赴きました。無事に帰って来れたのは奇跡とも感じます。

どの絵も素晴らしいものでした。 生きていたら戦後の美術界で名を成したはずの多くの若者達。 その無念さがひしひしと伝わってきます。

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見終わって館の外にでると、秋の光がこんなに美しい!

お腹がすきました。道をわたった別館のカフェを覗いていると・・・

出て来られたご夫妻「好かったですよ!」と声をかけてくれました。

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私はワンプレートランチ

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夫はカレーライス 甘口、辛口が選べて、辛口を。

どちらもこだわりの材料が使われて、とても美味しかった!

↓窓辺の席で、美術館の建物と木々を眺めながらとても贅沢感に溢れたランチタイムでした。

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お腹が一杯になると、少し欲がでて、美術館の向こうにある入船山記念館まで足を伸ばしてみました。

秋の1日、優雅で贅沢な時間が流れました!

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文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

上田は何度も訪れているのに
戦没画学生の絵を集めた美術館の事は知りませんでした
おりしもトランプ氏が来日
戦争とは何か・何故やらなければならなかったのか
描いた人へ思いを馳せ戦争について考えさせられました
将来のある若い方々が知らぬ外国で亡くなられていく事実を
目の当たりにしてtomoko様ご夫妻は彼らの無念さを感じて
来られたのですね

こちらで拝見しているといつも見慣れた町がとてもきれいなのに驚きました。
tomokoさんが歩かれた道から海側に青い屋根のイスラム風の建物が見えませんでしたか?
そこは中央桟橋で船に乗る港、最上階は展望台で、360度ぐるり呉が見渡せるスポットなのですよ。
もちろん駅に繋がっています。
お知らせしておけばよかったですね。

尋ねてくださりありがとうございます。

一昨年上田から無言館、信濃デッサン館、碌山美術館、ちひろ美術館を訪れました。 信州は文化も守っています。
中でも無言館は私にとっても長年の夢。人里離れた静かな林の中にひっそり佇む。中に入り 息を飲む。絵の解説を読むうちに無言。ご主人の気持ちがわかります。
戦争から帰ったら書き上げると未完成の奥様の絵、自画像の数々。多くの画学生の才能を無駄にした戦争。
熱い思いでいっぱいになった無言館でした。
呉の紅葉や街並みの美しい写真を見に行きたくなりました。
すてきなブログこれからも寄らせてくださいね。

>>>おばさん様

 上田へ行きたい! ここ数年来の希望ですが、
上田は遠い!  おばさん様是非いらして下さい。
胸のつまることを覚悟して。 
今回は150点ほどを一度に観ることができましたが、
益々上田へ行きたいという思いが強くなってくるのは
どうしてでしょうか?
1歩入ると空気が違うと友人から聞かされています。


>>>coco21様

 あ~やはりね!  お尋ねすれば良かったですね!
展望台は分からなかったです。残念!
美術館と駅を往復しただけでしたけれど無言館の印象が強く残ったから良いことにしましょう!


>>> のぶりん様

 上田でご覧になったのなら、それ以上のものはないですね。
其処では空気が違うと友人が教えてくれたのですが、なかなか行く機会がないです。  碌山美術館、ちひろ美術館には相当昔に行きました。
信州は憧れの地ですが、遠いですねぇ~
呉もなかなか良い所でしたよ!  
コメントありがとうございました。

ひさしぶりです。
戦争中軍港の有った呉市にも無言館があっても不思議無いと思っていましたが、別所温泉近くの無言館からの展示だったのですね。
上田市の無言館は三度行っていますが、これだけの才能をもっていた人たちが、若いうちに亡くなっていると思うと、残念な気持ちがすると同時に、戦争と言うものは否応無しに才能を別な方法で消耗してしまうものです。
いま声高に、戦争の準備を仕度している政治家は判ろうとはしないでしょうが。

>>>オラケタル様

 おんばんは!  お久しぶりです・・・時々 お宅様の方にも覗かせて頂いては居るのですが、コメントを残さないまま失礼を重ねておりました。
信州上田の無言館を訪れたい気持ちに変わりはありませんが、何分にも遠い・・・体力、気力ともにぐ~んと落ち込んで実現が難しいです。
戦争は若い優秀な命を、いともやすやすと消してしまいます。
国家の大いなる損失ですね。

私もずっと気になっている美術館ですが、地理的にも訪れることはできない美術館になっています。
それが何と呉で!
「呉」と「戦没美術家」の組み合わせが心をゆさぶります。
無言で語りかけるのを、無言で受け止められる年代も私たちが最後でしょうか・・・。
自然いっぱいの静かな美術館。長野とまではいかないけど、ここの美術館なら九州からも近いし、いつの日か可能性があるかも。
本当に贅沢な秋の一日でしたね。うらやまし~い!!!

>>>ちゃぐまま様

 信州はホントに遠くて(涙) 
乗り換え、乗り換えですから益々憧れの地となっています。
無言館に展示されている画、やっと呉で観ることができました。
でも友人は「上田の無言館じゃなきゃ! 空気が違うのよ!!」と
力を込めて云うのです。 それでも、それを待っていたらずっと行けないかもしれないのですから先ずは、これで我慢です。
秋の1日を楽しめましたもの。

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