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2014年12月 1日 (月)

続続 台南 音楽と美食の旅

いよいよコンサートです。  M氏(チェロ)と弘中 考氏(ピアニスト)のコンサートはM氏のご自宅に併設されたホールをはじめ、求道会館(東京)では皇后さまもお見えになって・・・など、同じプログラムで数度のコンサートが開かれています。M氏は歯科医でありながら、過去にはチェロで山陽音楽コンクール、台湾全国室内楽コンクールで第一位となった腕前。二足のわらじをはいた人物と言えるでしょう。年々、音楽のウェイトが高まっているように感じます。

さて、演奏曲目ですが (ユーチューブで検索すれば曲を聴けます)

    ☆セザール・フランク作曲 ソナタ イ長調

       チェロとピアノのコラボといった曲で、主従がありません。

    ☆セルゲイ・ラフマニノフ作曲 チェロ・ソナタ ト短調

       ピアノが聴かせる場面が多い美しい曲

    ◎ アンコール

       ショパンのチェロソナタだったと思う(第3楽章?)

129_640x480プログラムが終了となり、ここで会長の許 文龍氏が舞台に上がられ3人での演奏となる。

日本の愛唱歌、この道 とか浜辺の歌 とか4~5曲演奏されました。 86歳ですよ!  独学です。

最初の音が・・・弓がすべっってしまったかな? ・・・そんな感じでしたが

聴いて、見ていて・・・・もの凄い感動で涙が流れてしまいました!

人を感動させる・・・・音楽の場合・・・否、多分音楽に限らずだと思うけれど、

上手、下手ではないsign01  その人の生きざま? 心 じゃないでしょうか?

勿論、上手な演奏は気持ち良いものです・・・が、

許さんの失礼ながら、下手な演奏 に、その場に居合わせた者たち多分全員が感動を覚えたのです。

私は聴きながら、こんな事を思っていました。

 子供の頃から憧れ夢見たヴァイオリンの銘器(と思う)を手に入れ、その楽器で、愛する日本の歌を演奏している。日本統治時代の方ですから、日本語も堪能です。自分の私財で、後世に残すに値する博物館での演奏。 これ以上の幸せや贅沢があるでしょうか?  

   そんな思いを巡らしながら胸がいっぱいでした。

演奏が終わり、こんな事を話して下さったのです。

「沢山のコレクションの中でも、ヴァイオリンのコレクションは世界一だと思っている。 子供の頃、M氏のお父さんにレコードを聴かせて貰いヴァイオリンのきれいな音色が好きだと感じた。M氏のお父さんが、『ヴァイオリンにはストラディバリという銘器があるんだよ』と話してくれて、いつか・・・自分の目で見てみたい!  いつか・・・・さわれる時が来るかもしれない! そんな夢を持ち、憧れをもって働いてきた」

 

「私にヴァイオリンの話をしてくれたM氏のお父さんは、私のヴァイオリンの先生。  その息子が、歯科医でありながら、こうして立派な演奏を聴かせてくれ嬉しい」 っと。

M氏がこの演奏で使用したチェロも許氏のコレクションのもので、

118_480x640131_497x640アンドレア・アマティの作 1566年

フランス国王 シャルル9世が16歳の時に注文して作らせたチェロ(6器注文した)

現在、世界に3つだけ残っているが、その中で演奏出来るのは、この1つだけではないか?

チェロの背中をみると、ペイントされています。

表、裏両方にメディチ家の百合の紋章が入っています。  ワァ~オsign01 です。  検索すると楽器博物館で同じようなチェロがでてきましたが、なに分、英語でしたので・・・down

133_640x480コンサートが終り、博物館をでると・・・辺りは夕陽が今にも沈むところでした。

この日の夕食会(博物館側のご招待)盛り上がりました~happy01

まだまだ書き足りない事はあるのです。

現地ガイドさんの素晴らしかったことは、今までで一番でした。

41歳の女性。 歴史から民族の事やら、知識が豊か。

一番びっくりは、数字が(色んなジャンルの)すらすら出てくる事でした。

彼女のお婆様は日本統治時代に育った方なので、自分は日本人と思っているらしい方。ペットボトルに口を付けて飲んではいけないなど・・・いまでは日本人も平気になってしまっている事など・・・沢山教えて下さるそうです。

そして、台湾は漢字の国で、ホントに良い事だと思うと彼女、言っていました。

親は何時まで経っても子供の事が気になる。無事にしているかと・・・

木の上に立って見ようとする。  それが親なのですね。

台湾の人、中国人と云われるのは嬉しくない。自分達は台湾人であって、中国人ではない。

台湾の人は、優しくて、親切・・・・言い方を変えればアバウト?

皆さん、握手やハグをしたり、アドレスを教えて貰ったり・・・来年は日本でお会いしましょう!  と言いながら、涙でお別れをしたのです。

                             終り

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コメント

音楽に堪能なとも子さんにとっては思い出に残る旅になったようですね。
86歳で独学で学んだバイオリンを演奏される許さんの心意気見習いたいものがありますね。
いまから楽器は無理ですが、

さいごの写真とてもいいですね。

いいなあ!!!感動が直に伝わる記事ですね。ヴァイオリンはあると気突然現れた楽器だと、とあるヴァイオリニストに聞いたことがあります。そして、今もあまり変わっていないって。フランス国王 シャルル9世ですって・・・古いんですねえ。音楽・・・素晴らしいですねえ。うらやましい!!!うれしいですねえ。台湾の方が日本のことを懐かしく思ってくださるってのは。

最初の音が・・・弓がすべっってしまったかな<<<,
私 考えたわ
上手下手ではなく 許氏の生い立ちを知り
しかも歯科医師である氏が頑張って演奏している姿に
心打たれたのでしょうねnotes
その場に私がいてもきっと泣いたと思うな
芸術に疎い私でもその時の感動が伝わって
きますよ
tomoko様 とても良い旅だったわねhappy01

ともこさま
いいですね~優雅に堪能されて羨ましいです
余りの羨ましさでコメントが出てきません・・・・・・confident
いずれにしても、御無事で何よりでしたhappy01

noteさっこ様
ホントに忘れられない旅になりました。 許さんの生き方、素晴らしいの一言に尽きます。
釣りをする人が、釣れた魚を放してやるのと同じで、会社も利益を追求している時が
面白く、今は魚を放流しているのと同じです。と言われるのよ。

noteももり様
この度出合った台湾の方は皆さん日本贔屓の方ばかりで、
とっても嬉しかったです!  統治時代の日本人が、それなりの事を
ちゃんとしていたからなのでしょうが、
私達ももっと学ばないといけないですね。 
シャルル9世が作らせたチェロ! 紋章入りでした。
ロマンがあるでしょ!

noteおばさまへ
感動! 心って見えないものだけど、何か波となって伝わるのかしら?
ホントに泣けちゃって・・・   台湾のガイドさんは、許さんは有名人だから
TVでよく知っているけれど、ご本人を目にして、その方が舞台に上がられただけで
泣けてしまいました!  って話していたのよ。
生き方が素晴らしいです。 巨万の富があっても、とても謙虚でね。

noteOB神戸家様
お久しぶりでhappy01 コメント有難うございます。
台湾は何度行っても気分の良い国です。
まだ行かれてなければ是非一度如何ですか?

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