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2014年3月24日 (月)

清水多嘉示先生のこと

001_600x800 このところの陽気で庭の木蓮が一気に開いた。

昨日、姉と兄夫婦が四国から岡山市内にある実家の墓参りに来て、

久しぶりに兄弟3人、全員が顔を合わせた。

昼食はどこかに食べに行くより、ごちそうじゃなくても我が家で、ゆっくりおしゃべりをしながらの方がいいだろう(雨が降れば来ないことも考えて)というので、簡単で美味しいとNHKの朝イチで紹介されたらしいカレーライスとサラダを用意した。隣りに住む二男一家も一緒に、バイキングのように食器、ご飯、ルー、薬味、サラダと並べておき、各自好きなだけ取ってもらった。  このアイディア(?)サービスしなくていいのだから、ラクチンこの上なく、良かったんじゃないの? って私の立場からはそう思えた。

とりとめなく、様々な話しが飛び交ったのだが、姉が持ってきてくれたものの一つに、何かの雑誌の1ページをコピーしたものがあった。

「遺された言葉・入江 観」 

そこに取り上げられているのが、彫刻家 清水多嘉示のことだった。

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         「女の座像」  1968年、清水多嘉示作  我が家のもの 

姉と私は中学から東京の同じ学校に通ったのだが、その学校では毎週土曜日、全学年が美術の時間となっており、学外から数人の先生が指導に来られて、清水先生もその中のお一人であった。

中学生の私からみた印象は好々爺のように感じられた清水先生。

髪もすでに白いものが多かったような・・・口髭もあったかな? お声はハスキーで優しく、、、っと、その程度の記憶なのだが、人物のデッサン中に先生がいらっしゃって、声をかけてくださった。私の名前をみたのだろうか?

「お姉さんがいますか?」というような声かけだったと思う。それに続いて「人物の首(喉)のカーブは、首が細くなるようなカーブではなく、逆に前にでるようなカーブです」と、私の観察の足りなさを指摘された、その事だけが今も記憶に残っている。

そして昨日の姉との話で、姉は先生からやはり声をかけられたのだと言った。

先生のお嬢様と姉とが似ているとかおっしゃったらしい。そして、妹さんがいるでしょ?  とも。 

、、、ということは、私も先生のお嬢様に似た感じがあったのだろうか? それとも2人の苗字だけでをみて、そうおっしゃったのか、今となっては何も解らないが、遠い過去の、ある意味青春の1ページが突然色鮮やかによみがえった思いがしたのである。懐かしさがこみあげてきた。

姉の持ってきてくれたコピーには八ヶ岳美術館蔵の「みどりのリズム」という清水先生の彫刻がカラーで掲載されていた。  同じ彫刻が岡山の後楽園の入り口にもある。 なかなか観にいくことはないけれど、秘かに私が大事に思っているものの一つである。ここ岡山には私の学生時代の友人はいないに等しいから(同窓生は数人いるが、逢うことがなくて)青春の、学生時代の懐かしい思い出に繋がるものとしての宝物でもある。

清水多嘉示は1896年長野県の原村に生れ。20歳で上京。26歳で渡仏。油絵を学ぶためアカデミー・コラロッシに入学。同時並行でロダンの弟子、ブールデルの下で彫刻の勉強を続けた。   1枚のコピーより抜粋

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コメント

白木蓮がもう咲いているのですね。見事な白木蓮です。
東京ではお姉さんと一緒の学校で学ばれたのですね。1年生の時はさぞ心強かったことでしょう。
共通の思い出がある先生の作品、女性らしい柔らかさが出ていて素敵です。
素晴らしい先生に学ばれ幸せですね。

今回の旅では一足先に春の花を見られそうで楽しみです。
岡山駅で余裕があったらまた桃太郎の像を見て、たっぷりとも子さんと同じ空気を吸いたいと思っています。
駆け足のスケジュールをなんとかこなし、思い出のある旅にしたいものです。頑張ります。coldsweats01

毎週土曜日、全学年が美術の時間となっており、<<<<<
tomoko様の絵画が素晴らしいのは、
ここに端を発していたのかしら
お姉さまと一緒に学ばれるなんて幸せよね
お互いがお互いを必要とし、先輩・後輩で尊重もし励ましあい
素敵な姉妹ですね。年齢が近いと嬉しいことが多いわね
お姉さまが持ってきてくださったコピーで懐かしい当時が
思い出され青春ふたたびですねhappy01
人生って巡り合いかしら

bullettrainさっこ様
岡山にいらっしゃるというのに、お会いできないで本当に申し訳ないです。
天候がsweat02、、、悪そうですね。
山陽路の春を楽しんで頂ける事を願っています。

姉との共通の思い出があるのはとても有り難いことだと
この年になって、しみじみと感じています。

memoおばさまへ
たった1枚のコピーが、青春の思い出を引き出してくれました。
なんでもない日常の一コマですけれど、その時には気付かなかった幸せを
今更ながら感謝せずにはいられません。

普段は電話をすることも無いような姉妹ですが、見えない絆で繋がっていることを
確認した思いです。

ブロンズですか。素晴らしいですねえ。穏やかな作風と拝察しました。私も松田直之先生に指導を受けました。とても楽しかったことを覚えています。お家に所蔵されているとは素晴らしいですね。

cherryblossomももり様
コメント有難うございます。
ももり様のような芸術家の方と一括りにはできませんが、それなりに楽しい時間でした。
心を豊かにして貰えたと感謝しています。
先生の作品に出合えたことをチャンスと買い求めました。
もう古い話です。

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