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2013年6月26日 (水)

 映画・カルテット

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ごくごく分かりやすく云えば、

音楽家たちのための老人ホーム。

そのホームで開くガラコンサートを軸にした人間模様をえがいている。

そういう老人ホームが実在することを、半年くらい前だったかテレビで言っていたのを聞きかじった。

実在するそれはイタリア・オペラの巨匠、ヴェルディが、私財を投じてミラノに建てたそうである。

もしかしたら、それがこの映画の説明だったのかもしれないが、その時はあまり気に留めることも無く、やがて私の意識から遠のいていたのだったが、1ヶ月くらい前に映画のスケジュールをみて、この映画の事が気になった。

これを逃すと、後がないかも・・・?って月曜日の18:05からのを観に行った。

      観客はたったの5人! 

*ヴェルディは、成功とは無縁のまま、困窮して人生を終えて行く多くの音楽家たちが、自分の仕事に誇りを持って人生を終えられるようにと、「憩いの家」の建設を計画したそうだ。そして「憩いの家」は今でもミラノに残り、50余人の老音楽家が余生を送っているそうだ。

映画 カルテット の舞台はイギリス。ホームの名は「ビーチャム・ハウス

オペラ歌手が主人公ではあるが、他にもかつて名声を博した音楽家たち、それもほとんどご本人が登場し、演奏しているのだから驚きを隠せない。

しかし、ドラマ上のことだけかもしれないが、かつてはライバルだった人も居る中での暮らしは、いつも心穏やかとばかりは云えない。

音楽家ならではのエゴやプライド、怒りや悲しみ、老いることへの恐れと覚悟、、、様々な葛藤をくぐり抜けて、「四重唱(カルテット)」が始まる・・・

          *~*~*~*~*~*~*~

音楽の世界で頂点に立った人達と、自分とを比べては誠に申し訳ないが、

一人の人間として、人生の最終ステージが視野にはいってきた人間としてなら、比べるという言い方は適当ではないけれど、この先の老いへの覚悟等々、、、この映画で共感するところもあったし、過去のわだかまりがとけて再び良い関係に戻った二人には拍手を送りたい気持ちになったり・・・

ハラハラするでなく、悲しみがこみ上げるでもなかったけれど、底辺に流れる、年を取ることの悲しみを感じつつ、でも楽しめた映画だった。

最後に(表紙の)4人が歌うヴェルディの『リゴレット』は

  ルチアーノ・パバロッティとジョーン・サザーランドの名録音を使っている

  監督は  ダスティン・ホフマン

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コメント

おはようございます。

この映画のことは、新聞だったか、病院でみた雑誌で見ましたが、実際映画を見ていなかったのであまり記憶に残っていませんでした。
映画を見るには夫に頼んで映画館までのせてもらっていくか、、バス、地下鉄を乗り継いでいくかなので億劫で1年に1~2日回見ればいいほうですが機会があったらみてみたいです。
これからの生活の参考になるかもしれませんし、happy01

>さっこさん、いつもコメントをありがとうございます。
音楽の世界で名を馳せた人達が演技をし、楽器を奏で・・・
70代後半、それ以上のお歳の方・・・顔に刻まれた年輪(皺)もあらわに映し出されておりました。
しかし流石、技術は素晴らしいと思いました。
同じ世界で腕を競った人達ばかりの暮らしは、実際どんなものなんでしょうね?

人生の幕引きを近い未来に控えてまで、気持ちをぶつけあうことは避けなきゃ!
肩の荷をおろして、ゆっくりと気持ち良く暮らされたら良いなあ~と思いましたよ。

一度は迎えなければならない道
避けられない道
だとすれば、素敵に静かに迎えたいものですね。
生きてきた証に誇りを持ち、本当に静かに幕を
ひきたいと思いますが、もう少しこちら側で精一杯
頑張ってみようと、しみじみ思いました。

>おばさま、こんばんは!
避けられない道だからこそ、人は色々思うのですね!
そして人生の素晴らしさ・・・誰にでも素晴らしい瞬間はあったはず・・・
精一杯生きてきた誇り、そんな事に感謝しつつ静かにその時を迎えられたらと願いますが。

おばさまとメル友として、これからもお互いに良い刺激を受けつつ同じ時間を過ごしたいと思います。

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