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2012年8月 8日 (水)

「父と暮せば」

昨日 夫が録画してあった映画を一人で見ていた。

私も途中からだったが見たくなって、一緒に見た。

少し前に亡くなった 原田芳雄がでている。広島弁でしゃべっている!

「父と暮せば」 という映画だと夫が言った。

      ああ、それなら本で読んだ!   井上ひさし だ!

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2010年4月に井上ひさしが亡くなってすぐ、追悼 井上ひさし という帯がついた文庫本を買って読んだ。

読書のスピードが遅いので、文庫本のなかでも、厚さの無いのを選んだような気がする。

全体が、舞台の台本というのか、台詞ばかりで書かれているような不思議な本だ。

実はこの映画、私たちが録画でみた前日に放映されたことをあとで知ったのだが、

それが8月6日、広島の原爆記念日で、この映画を放映するには一番ふさわしい日だったと思った。

          movie

「父と暮せば」は主だった登場人物は3人しかいない。

父・・・原田芳雄

娘・・・宮沢りえ

やがて恋心を抱くようになる相手・・・浅野忠信

原爆で生き残った娘と、原爆で死亡した父の亡霊との暮らしを描いている。

          movie

原田芳雄と宮沢りえがとてもいい感じshine

そして広島弁がすごくいい!

岡山に40年近く暮らしていても、まだまだ岡山弁が解らない私がそんな事を言うのは可笑しいが、広島は私の母の生れ育った土地だから、

私も子供の頃に何度か母の実家に行ったことがある。

「よう きちゃったねえ~」と迎えてくれたその言葉がおもしろくて、

暫らく真似をして遊んだ記憶がある。

映画を見ていると、岡山弁に似ていたり、私が育った愛媛の言葉にも似ていたりして、

そんなことも面白く感じられた。

           :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

あらためて、本を手にとり後書きをパラパラ読み直してみると、

本来は娘の一人芝居となるところ、娘の揺れうごく気持ちの半分を父が出てきて表しているのだとか。。。

この手法は能のワキ(脇役)とシテ(主役)に当てはまるという意味のことが書いてあった。

なかなか奥の深い・・・しかし難しく考えないでも十分理解のできる内容。

ただ、はじめは父の亡霊とは解らないで見はじめているから・・・

あれれ?  あら? という風で、物語が進むうちにやっと解った! と云う感じであった。

立ち去っていった父の背中へ

「おとったん、ありがとありました」。  と娘からの感謝の言葉が胸にジーンときた。

見ていない方、もし機会があったら是非ご覧ください。お勧めします

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

井上ひさしは子供時代、我が家から車で15分のところにある施設で過ごしていたので身近に感じてはいたのですが、
亡くなるのが早すぎましたね。本は一度も読んだことがないのです。


父と暮らせばという題名も何度か目にしたことがあったような、そんなおぼろげな記憶です。機会があったら読んでみようかなと思っています。

movieさっこさんへ
そうでしたか!  そんなに近くで子供時代を過ごしたのでしたらとても身近に感じますね。  私、井上ひさしの本はこの1冊しか読んでないと思いますけれど、多彩な才能の持ち主で、本当に早く亡くなり過ぎましたね。

ご無沙汰しています、久しぶりに伺って・・・まとめて読ませてもらいました。

広島の原爆記念日の文字が目に入り・・・
偶然にも息子家族が今年の式典に参加していたので「アラッ!」と・・・。
4日~8日までの長い旅行だったせいか、王子2号が体調を崩すと言うおまけ付きでしたが・・・。
井上ひさしの「父と暮せば」、図書館で探して読んでみたいと思います。
機会があれば映画の方も・・・ぜひ。

movieロココさんへ
おはようございますsun こちらも急に涼しくなりましたよ! それでも、昼間はやはり34度とかですから暑いですが、爽やかで、秋の気配をかんじますhappy01
「父と暮せば」はとっても薄い本です。 拍子抜けしないでくださいねhappy01
広島はさぞ、暑かったことと思います。 王子2号ちゃん、元気を取り戻されたかしら?

機会があったら読んでみたい一冊ですね。
幸いに戦争は知りませんが、今の生活の基盤を造って
くださった方々の生きた証を発見できるかもしれませんね。

movieおばさまへ
拍子抜けするほど薄い本ですbook でもそれが映画になると、私には魅力的に感じられました。
俳優の上手さかな?  広島弁も(広島の人が聞いてどうなのか?ですが)言葉から受ける雰囲気ってあるでしょ?  これがいいなあ~ってhappy01
死んだ人の思い、生き残った人の思い・・・そんな事を思っていたのかなあ~

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