« 簡単 芋ようかん です | トップページ | 坂の上の雲 見ていますか? »

2011年12月12日 (月)

ベートーヴェン”第九”演奏会

心待ちにしていた演奏会が昨夜ありました。

岡山シンフォニーホール開館20周年記念と記されています。

演奏は岡山フィルハーモニック管弦楽団

合唱は一般からの募集による人達です

そして何より私が楽しみにしていたのは(こう言っては失礼なのですが)

指揮の 小林研一郎 さんです。。。  あの、炎のコバケンと云われる方ね!

ゲスト・コンサートマスターは 大谷康子さん。テレビでお馴染みの方も多いと思います。

4時の開演を多少過ぎたところで、ステージに最初に現れたのが

コバケンさん。

あれれ?  

普通、指揮者って演奏者全員が席について、最後に出てくるんじゃない?

戸惑いがちの拍手が収まったところで、話し始めたコバケンさん。

「パンフレットを閉じていただきましょうか。その音が結構気になって、私の気持ちが変わってしまったりしますので。。。」

「今日のプログラムでは、最初に○○(序曲って云ったかな?聞きとれない)を演奏するようになっていましたが、

これは、このコンサートに間に合わない方のためのものだということでしたので

それなら私が犠牲になりましょうと、すこしお話をさせていただきます。」

  * 演奏が始まると、遅れて来た人はその曲が終わるまで中に入れません。

 そういう人達を待つ意味で、コンサートの最初は短い曲を演奏するらしいです。

そんな前置きがあって話し始めたのは”第九”の作曲者、ベートーヴェンにまつわるお話。

ゲーテと同じ時代の人で、ある時二人が街で顔を合わせた時のエピソード。

お互い初めてではあっても、勿論名前も評判も耳に届いている。

会話の途中、貴族の馬車が通り掛かり、

ゲーテはうやうやしく帽子をとり頭を下げ、馬車が通りすぎるのを待った。

一方、ベートーヴェンは貴族が何だ! と云わんばかりに、

今までと変わらぬ態度で歩を進めたのです。

馬車が通りすぎたあと、この二人の心には大きな溝が出来ていました。

それ以後2度と会うことはなかったそうですが

メンデルスゾーンが二人の中を取り持つべく、ゲーテのところに行きました。

音楽の話をしました。  ・・コバケンさん、ヴァイオリニストの大谷康子さんに協力を求めながら・・

メンデルスゾーンとは、こういう人だというお話の代わりに

             ヴァイオリン協奏曲のさわりを弾いて戴く。

バッハの説明に代えて、シャコンヌを

ヴィヴァルディでは、 四季から一部を

  。。。という風に誰もがよく知っているフレーズを弾いて戴きながら

                コバケンさんの話が続きます。

いよいよベートーヴェンのことになりました。第5(運命の演奏)

ゲーテはそれまでとは明らかに異なる激しい反応を示したのです。

メンデルスゾーンは内心、手ごたえを感じますが、

其処に居合わせたゲーテの彼女、ゲーテがこのように反応するベート―ヴェンに会ってみたいと思い、訊ねて行ったのです。

ベートーヴェンはピアノに向かい、音を確かめるように弾いています。

彼は耳が聞こえないのですから、戸を開け近づいて行っても分かりません。

ベートーベンがピアノを弾いている様子は、コバケンさん自らが演奏して下さいました。

しばらくすると、ふっと振り返ったのです。 

その時のベートーヴェンの目 ・・・ 

「  ・・・ これ以上説明は致しませんが、これから演奏する第九を聞き終わった時

皆さんの目が、ベートーヴェンのその目と同じようであればと思います。 」

コバケンさん、このように話されました。  一体どのような目なのでしょう?

お話は、これだけではなく、ベートーヴェンの交響曲には、まるで

ダヴィンチコードのように謎が隠されているのだとも、云われました。

1から9までの交響曲が 

   1番はドから

   2番はレから ・・・ と云うように順番に     ドレミとなり

   8番は ドに戻り  9番はレ だとおっしゃるのですが。。。

 この辺りの専門的なことは私にはよく分かりませんので、もしかしたら

 聞き取り方に(理解に)間違いがあるかもしれません。

9番(第九)の中にはそれまでの1から8までのテーマとなる音が隠されているそうです。

そして、最後に

この曲を聴いていると、様々な思いが胸をよぎる。

それは 懐かしさであったり、崇高さ、、、勇気、、優しさ、、、であったりします。 と。

 * ちょっと正確には覚えていないので・・・coldsweats01 私の頭に残った印象で書いています。

要するに、普段の雑多な暮らしで置き忘れている感情が、胸の内からあふれ出てくる。

その感情にひたって下さい。って事だったかな?

書いている内に自分でよく分からなくなっちゃいました。

溢れる思い・・これが大事ですよね~  自分の内にある素直な感情

そういうものに触れるきっかけを与えて貰えることは感謝ですね。

コバケンさんから、思いがけず、このようなお話を伺えただけでも

今日のコンサートに来てよかった!  と思えました。

  で、肝心の演奏は?

勿論、最高でしたよ!!   

前の方の席だったのでコバケンさんの指示も見えて。。。

OK(good) のサインや 合唱に対して、音を高く! だったり、

音を遠くへ飛ばすように! のサインとか。。。etc

そんなことも楽しめましたよ。

それから地元のオーケストラや合唱の人達なので、

中には何人か知り合いもいました。

演奏が終わると、長いながい拍手が続き、手が痛くなるほど。。。

          note

一夜明け、今朝のリビングには

”第九”が流れていました。 

« 簡単 芋ようかん です | トップページ | 坂の上の雲 見ていますか? »

音楽」カテゴリの記事

コメント

ごめんなさいね。私 どうも音楽は苦手でしてdown

普段の雑多な暮らしで置き忘れている感情が、
胸の内からあふれ出てくる、その感情に浸る・・・・・

そうですね。大切なことだと思いますが、日々生活に
追われている私にもまだこのような感情が
残っているかなcoldsweats01心配です。

今朝のリビングに流れる第九
わが家では、朝から私を求める母の声downweep

良い音楽・素晴らしい絵画etc
心を豊かにしてくれますね。

noteおばさま、こんばんは!
音楽なんてものは、本当に人それぞれの好みですから、ちっとも気になさらないでね。  
私、曲名とかは全く覚えられないのですけど、好きなメロディーが流れると自然に体が反応したり、金縛りに遭ったみたいに何も手につかなくなったりします。それと共に自分でも忘れていたような事に思いが及んだり。。。と不思議な感覚に囚われてしまうんですよ。
このコンサートで、出口で知り合いにあいました。するとその方は感激で涙が流れたと云ってました。

凄いです!

1/18発売のCD
佐村河内守・シャコンヌ弦楽作品集

大谷康子が中心で録音しているのですが、物凄い曲です!!
言葉を失うとはこういう曲だと思います。

一聴くださいませ!!!

本当に凄いCDです!!!!!

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/162646/43347612

この記事へのトラックバック一覧です: ベートーヴェン”第九”演奏会:

« 簡単 芋ようかん です | トップページ | 坂の上の雲 見ていますか? »