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2011年8月 9日 (火)

「マルセリーノ」 について

前回 ♪ マルセリーノ のことについてごく簡単に、その時私の頭にImg_0744_480x640

あった記憶だけで書い てしまいましたが、

少し補足しておきます。

映画 「汚れなき悪戯」はご存じの方も多いとおもいます。

映画は見ていないという方でも、ギター曲としてそのメロディーを知らないという方は少ないかな? なんて勝手におもうのですが。。。

汚れなき悪戯の主人公である、男の子の名前が マルセリーノです。

映画を見てから、相当の年月が経ったように思えるし。。。

大きなストーリーの流れまで、記憶から飛んでいてsweat01

少し検索してみました。

       *

ナポレオン戦争の頃のスペインの小さな村。フランス軍に勝利したことで平和を取り戻し始めたころ、3人のフランチェスコ会修道士と村人の協力で、丘の上に教会と、併設された修道院が出来あがった。

10年後、若い修道僧も加わって12人となっていた。

ある朝、当番の修道僧が扉を開くと、其処に生まれたばかりの男の赤ん坊が捨てられていて、男性ばかりの12人の修道僧たちは、勿論両親を探したが見つからない。

里親になってもらえる人は一人あったが、評判が悪い。

仕方なく、自分達で育てることにした。

男の子が捨てられていた日が聖マルセリーノの祭日であったから、その子を

マルセリーノと名付けた。

マルセリーノに対する修道僧の優しいまなざしを描いた部分でマルセリーノの曲が流れたような記憶が朧にあるのですが・・・?

5年の月日が流れたころ、僧院の前で旅の農夫が荷馬車を修理している。

この時、マルセリーノは農夫の若妻に出会う。

若妻が「お父さんはいるの?」と訊くと、「お父さんは12人いるよ」と答える。

「お母さんは?」  「1人もいない」

若妻は、自分にも男の子が二人いて、上の子はマヌエルといい、あんたと同じくらいの年だと

教えた。この時には会えなかったが同じ年ごろのマヌエルを、友達にし、一人遊びをしながら頭の中のマヌエルに話しかけた。同時にマヌエルの母を思い出しては、自分の母はどんな人なのだろうかと、想いを巡らせるのでした。

マルセリーノの悪戯がとんでもない騒動をひきおこし、修道僧達は皆浮かない顔をして、マルセリーノの遊びに付き合ってくれない。

普段から近づいてはいけない! と云われていた二階へ通じる階段をのぼり、納屋の奥の小部屋にはいっていくと、壁に取り付けられた十字架に等身大のキリスト像が。。。

小窓を開けてよく見ると、キリストはやせ細って、お腹が空いているようにみえた。

・・・それからというもの、マルセリーノは料理担当の「お粥さん」・・彼の付けたあだ名・・

の目を盗んではキリストのもとへパンやワインを運び 「お食べなさいよ」と差し出す。

静かにキリスト像の右手が動き、マルセリーノからパンを受け取る。

こんな事が繰りかえされたある日

「私が誰か わかるかね」

「神様でしょ」

「お前をこれから『パンとワインのマルセリーノ』と呼ぼう」

      *

嵐の晩、心配して二階に登って来たマルセリーノに

「お前は私に優しくしてくれた。その好意に報いよう」と話しかける。

マルセリーノの望みは・・・

天国のお母さんに会いたい」という事だけ。

キリストが「それは今直ぐか」と訊くと

マルセリーノは 「ええ、今すぐ」と答えた。

キリストは古椅子に座ったまま、優しくマルセリーノを呼び寄せて抱き、

「眠りなさい」と云う。

こうしてマルセリーノは永遠の眠りについたのです。

      *

この奇蹟をお粥さんが覗き見していて、修道士たちを呼ぶ。

彼らはマルセリーノが昇天する姿を畏敬の念をもって見守ったのです。

マルセリーノの葬儀の日が「パンとワインのマルセリーノ祭」となったのですって。

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コメント

随分悲しいお話ね。

修道僧の優しいまなざし・・・有難くって泣けました。

「お父さんは12人いるよ」と答える。

「お母さんは?」  「1人もいない」

胸が締め付けられ、涙が止まりません。

tomoko様のおかげで、こんなにも悲しく

美しいお話を知ることが出来ました。

20代の始め。禁じられた遊び、鉄道員など物悲しいギターの曲をバックグランドにした洋画を夢中になってみました。モノトーンの時代だったような、、けがれなき悪戯は残念ながら見ませんでした。
で曲は何度か聞いたことがあります。胸が締め付けられるような悲しい映画だったのですね。

sweat02おばさま、こんばんは!
美しく悲しいお話ですよね~。マルセリーノ役の6歳の男の子がとっても可愛かったんですよ。白黒画面が良かったのかもしれないし。。。
子供にとってはお母さんは絶対てきな存在ですからね~~

sweat02さっこさん、こんばんは!
そうですね~ 私達が青春時代(今思えば)後世に残る名画が次々ありましたね。
私は、少し遅れてテレビなどで見ました。
でも映画は映画館で見たいものです。テレビだと途中で雑用に立ったりしますから、
集中できませんからねsweat01

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