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2011年8月 7日 (日)

死者からの便り

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昨日の土曜日は、月1回のサロンでした。

暑い時ですし、夏休み中でもあるので、お孫さんのお世話をなさる方もおありでしょう。

全員で20人・・・普段よりは少人数、

でもその分、何となく和やかな雰囲気を感じたのは私だけではなかったと思うのですが、どうだったかしら?

以前、サロンの仲間として参加下さって、

「声がでないわ~ 」と言う おばさま達の群れの中で、素敵な歌声でレベルアップを図って下さっていたY氏。

一度は、彼のお得意のギター演奏と、弾き語りで楽しい時間をもったことがありました。

とてもダンディーで、穏やかな笑顔を絶やさない方。

「秋ごろにもう一度、演奏会をお願いできるかしら?」 と伺ったら、

東京に引っ越そうと思っているんだと、言われましたね。

震災があったから少しのばします。とおっしゃったけれど、

5月ごろ 引っ越されたのかしら?

2年位前に定年になられて、色々したいことを実現するには

やはり、東京なんでしょうね~~ って、勝手に想像していました。

そのY氏と親しくされていたKさん、

昨日のサロンの始まる前に、私に2通のY氏からのハガキを見せて下さいました。

1通は転居通知。  ・・・ 陶芸家の息子さん一家と千葉の方で同居を始めました。

          でも、そのハガキの半分から下部分には

          残念なお知らせ として、 

          6月はじめ、膵臓、肝臓等に幾つかの癌が見つかったこと。

          手の施しようがなく、余命わずかだと知らされたことが記してあり

          お見舞いや、電話をしないで下さいとも。

2通目 7月19日の日付が記されてあります。

        Y氏ご自身の文面です。

        66年間の人生を楽しませてもらったこと、

        したいことは沢山あったが、此処で打ち切りとなったこと。

        悲しむ家族に送られて今後は黄泉の国から見守っていきます。

正確ではありませんが、その様な内容でした。

     *

サロンにお集まりの皆さまにも、そのことをお知らせし、

彼の思い出と、彼を悼む気持ちをこめて「マルセリーノ」を歌いました。

幼いマルセリーノが教会の孤児院(だったかしら?)の2階で

キリストに出会うのでしたね。 キリストに食事を運んだりしたかナ?

お話をしたり、お世話をしたり、、、

キリストの膝に抱かれて天国へ旅立った・・・確かそのような映画だったかと思うのですが、

その映画と、Y氏の突然の死とが重なって。。。

目がウルウルしてしまいました。

       *

サロンが終わって片付けを手伝ってくれる友人とおしゃべりした中に

「自分も、そんな死に方がいいなぁ~」

長く患わなくて、だけど、ある日突然でもなく、

身の回りの整理をする時間があって。。。

「癌はいいな~って、この頃思うようになった」と、彼女は云います。

「tomokoさんだったら、お別れの言葉もY氏のように用意するかもね?」と

その友人が言ったのです。そうね~~ したい気持ちはあるわね~

素敵な人は旅立ちも、とてもスマートでした。

誰にも通知しないで、ひっそり・・・そんな別れもありますが、

それだと淋しすぎる。

ちゃんとお別れを云うことで、知らされた人の胸の中に記憶されるものね~

Y氏のご冥福を祈ります。

そして残されたご家族がどうか守られますように。。。

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コメント

カサブランカの優雅さが葉くなった方への鎮魂の思いとかさなって
悲しみを際立てていますね。

、突然なくなった友との別れが思い出されました。
突然の別れは、本人にとっても、周りの人にとっても悲しみが大きいように感じれれます。  本人にとってはつらいことでも別れを告げる時間があった方がいいのではと思いました。

moon1さっこさん こんにちは!  暑さが戻って大変です!
お別れの言葉をちゃんと用意して旅立たれたY氏、さすが~と拍手を送りたい気持ちです。控えめな笑顔が思い出されて。。。
これからご自分の楽しみを満喫されたかったでしょう! と
彼の無念さを思います。

鳥肌がたちました。
Y氏を存じ上げなくとも、生き方・考え方が
とても聡明で素敵な方ですね。
が 自分と置き換えたとき・・・・・
やはり私はただの凡人。
うろたえ、おろおろしてしまうかも・・
Y氏のお冥福をお祈りいたします。

moon1おばさま、おはようございます!
友人や、ボランティア仲間と最期の時のことを話す機会がふえてきました。
現在の、健康な時点では、延命治療は断って。。。云々 と云っていますけれど、
本当にその時を迎えたら、じたばたと見苦しいことをするかもしれない?
その時が来ないと、分からない。というのが本当かも知れません。
でもその時に、ある程度の信念をもって選択ができるように、今からイメージトレーニングを積んでおくことも大切なのかもしれないですね。
Y氏が一つのお手本かもしれないです。

別れには色々あるかも知れませんがやっぱり悲しいです。
読んでいて涙が出て来てしまいました。
色々考えてしまいました。
人生の幕引きはやっぱり難しいと思いました。

moon1スヌーピーさん、コメントありがとうございます。
人生の幕引きは、選ぶことが許されない部分が大半ですね。
どんなに気持ちを強く持っても、最愛の家族や友人との別れは
悲しいの一語に尽きるでしょう。あの世での再会を誓うことくらいしか
出来ないのかもしれません。

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