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2010年11月 9日 (火)

久保陽子さんのヴァイオリン

Img_6735 少し前のことになってしまいました。

西大寺観音院で久保陽子さんの演奏会があり、友人と一緒に行きました。

特別に用意された舞台、

それを取り囲むような形で客席・・・お座布団が前にも後ろにも並べてあって・・・

ピンクのドレスで出ていらした久保さん。。。

「今日は先ずどちらを向いて弾いたらいいのかしら?」と笑いかけます。

「どちらでも。。。前も後ろもありませんから」

「回りながらでも結構ですし。。。」 と、

いつも久保さんを岡山に招いて下さる立役者のMさん。

   ・・・・・チェロを弾く敏腕歯科医・・とはMさんのことなのです・・・

今日の曲目。。。というより、久保さんがヴァイオリニストとして

           人生をかけて日々、取り組んでいる・・・

バッハとパガニーニの難曲を、演奏されます。

コンクールにはたいていの場合、課題曲に

パガニーニの曲が1曲は入っているそうですが、

これが、2曲はいっていると、出るのをやめたくなるくらいの難曲だと説明がありました。

この日は、パガニーニが4曲!

そして、これも又、難曲だとおっしゃるバッハの

無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータです。

私はパルティータ第2番のシャコンヌが好きです!

祈りが天に向かって昇ってゆくような感じがして。。。

久保さんのパルティータを聴くたびに感動で胸が震えます。

大げさな表現のようですけれど。。。 本当にそうなんです。

そして、この日の久保さんは、それほどの難曲を

なんと本当に回りながら演奏して下さったのです!

裾の長いドレスです。

舞台はこの日のために用意した仮のものだから。。。

演奏に力を込める時、足を踏みしめると

舞台がたわむんです。

その舞台の上で、ドレスのすそを、足で蹴りながら回る。。。

そんなにサービスしていただいては。。。申し訳ないです!

でもね、 正面から聴く音と

背面から聴く音は、随分ちがっていました。

2~3メーターしか離れていない近距離でしたから

指の 素早い繊細な動きも 弓の動きも・・・

真剣なお顔つきも・・・

しっかり見せて頂きました。

パルティータは

バッハの旅行中に亡くなってしまった奥さま・・・

その、妻の死をとても嘆き悲しんで・・・作曲したのがこの曲だそうです。

奥さまの名前を数字に当てはめ・・・更にそれを♪に置き換え・・・

この曲には奥さまの名前が折りこまれているとか。。。

やはり祈りの曲だったのですね!

年齢を重ねると、感性がちがってきて

人生の悲哀というものが入ってくるから・・・

あと2回くらいはレコーディングをしてみたいと。。。久保さん

司会役のMさんが、

素晴らしい演奏はもちろんだが、

難曲に取り組んでいる姿のすさまじさを感じて頂きたいと云われました。

年齢のあまり違わない久保さんの努力、意欲。。。

友人と二人、励まされ元気をもらったね!って話しながら帰宅しました。

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