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2010年11月 1日 (月)

エル・グレコの絵

倉敷で開催中の 大原BEST展へ行ってきました。

Img_6682_2 日本初の美術館、大原美術館です。

今回は、パスポート1800円を買えば、4か所の建物の展示を観ることができました。

詳しいことを書くのは今日は控えて。。。

大原美術館が世界に誇る 

エル・グレコの 受胎告知 と、

それに関連したことを書いてみようと思っています。

Img_6725

               これが、大原美術館が持っている 受胎告知 です。

エル・グレコ (1541-1614) が1590~1603年頃 描いた絵で、

天使ガブリエルが、聖母マリアにキリストの受胎を告げている場面です。

ガブリエルの左手には、マリアの純潔を象徴する白百合。 

中央に舞い降りている鳩は、精霊の象徴。 

 

大原孫三郎から絵画の収集を任された、児島虎次郎は1922(大正11)パリの画廊で

この絵が売りに出されているのを見つけましたが、途方もない値段です。

どうしてもこの作品を日本へ持ち帰りたいと考え

写真を添えて、大原孫三郎に手紙を書いたのです。

孫三郎からは 「グレコ 買え。金送る」といってきました。

現在この絵が日本にあることは奇跡であるとさえ云われています

当時のヨーロッパの情勢(大変な不況)、虎次郎の絵を見る確かな目、

孫三郎の英断、 二人のゆるぎない信頼関係・・・

どれが欠けても、この奇跡はなかったかもしれません。

      こんなふうにHPに紹介してあります。

日本には2点のグレコの絵があるそうで、もう1点は

国立西洋美術館が所蔵する≪十字架のキリスト≫だということです。

こちらは先日UPしたスペイン、プラド美術館所蔵の≪聖母戴冠

      長崎県立美術館に来ていたものです。比べてご覧ください。

Img_6571_2 

私が この聖母戴冠の絵を観たいと思った、そのきっかけは、

              前に書いたと思うのですが

この春、青森の美術館で

津軽に生きた大地の画家 常田 健 の美術展 を観たことでした。

常田の模写。。。

その絵の中央に描かれていた女性の顔が

長崎に到着した聖母マリアの顔とそっくりだったのです。

・・・でも、日本にはグレコの絵は現在2点しかないそうで・・・

では、常田はどこで? いつ? 。。。。と

新たな疑問が湧いてきます。

検索してみると。。。

どなたかの ブログに出会って・・・

         常田健 1910(明治43)生れ

               現在の青森市浪岡(弘前に近い所)

               旧制弘前中学を卒業後、上京し絵を学ぶのだが、

私が検索で出会ったブログでは

旧制中学の頃に エル・グレコの≪聖霊降臨≫を模写

        ・・・昭和2とか3年の頃か?・・・と書いてある。

そうだとしたら、中学校に 聖霊降臨 の絵が。。。?

私の疑問はまだまだ解けない。。。

謎になって私に絡まってくる。。。

          *

文中に 虎次郎 とか、孫三郎とか書きましたが

岡山では こう云えば大体通じるのです。

特に大原さんの場合大原総一郎さんが、今の方で

この方も財界は勿論、文化面でも大きく貢献されていますから

下のお名前を呼ぶ方が分かりやすのです。

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コメント

tomokoさん、こんにちは~

いつも(観るポイントを決めて)行かれる様子に感心します。
私など、下調べもないものですから、片っ端から「う~ん あ~ そうか~」と…
4会場をまわったら疲れました!

有燐荘の 「大原孫三郎 日本美術への眼差し」もいいな~とは思うのですが…
tomokoさんの記事を待っていますhappy01

今日の富士山は、頭にチョコンと
雪をのせ、綺麗ですfuji
麓に住む幸せを感じつつ・・・。
大原美術館は、何度か訪れましたが
素晴らしい展示物に圧倒されますね。
tomoko様のような、高尚な見方は
できませんが、それでも何かを感じ
感動を覚えて帰ってきます。
お隣の赤いひさしの喫茶店エル・グレコで
美味しいコーヒーを、頂いた記憶も
ありますcafe

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