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2010年9月12日 (日)

シニアカレッジ・3 遠野にて

柳田國男が佐々木喜善からの聞き取りというかたちで

遠野物語を書いたのですけれど、ここに書かれていることは

誰それさんの家から座敷ワラシが出て行ったのでその家は没落した。とか

どこそこの嫁は河童の子を産んだので殺して川に流しただとか。。。

他人には知られたくないことが書かれていますよね!

柳田は、いわば負の遺産であるところの「遠野物語」を書いたことに対してずっと心に痛みを持っていたようです。

遠野に限らず、どこの村にも民話があったと思うけれど、記録されなかったから消えていってしまった。

負の遺産・・・ではあるけれど、同時に私の問題でもある。

形を変えながら現代社会にいきている。 心の中にある。

暗いけれど、でも大事な遺産である。 と

柳田國男研究者の石井正巳先生はおっしゃいました。

読みにくかった遠野物語ですが、現代を生きている私達の問題として話していただけたのがとても心に染みてよかったなあ~と思えたのです。

そう思ってみれば、座敷ワラシガ入ってきて、幸せに暮らせるようになった家と、この家に居るのはもう飽きたからと、座敷ワラシガ出て行って没落した家。

ザシキワラシって、正直者、働き者。。。そんなように読み換えてもいいのではないか?

自分流の解釈だけれど、そんな読み方もできるかもしれない!

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ザシキワラシが出て行って没落した 孫左エ門の屋敷跡に残る井戸

写真では分からないかもしれませんが、井戸の石組が見えます。

このように実際に遠野の地に立って見ると、物語にでてくる個人の名前と一致するものが今もあって、一気に興味が湧いてきました。

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豊作が実感できる、初秋の田園風景が広がって・・・

日本の原風景だなあ~。。。  

秋風が吹けば申し分なかったのですが・・・

この先に、佐々木喜善の墓があります。

次はそちらへ行きましょう!

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        水車小屋とその脇に咲いていた花

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