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2010年9月12日 (日)

岩手大学シニアカレッジ・2

昨日の記事の最後に遠野という言葉がでてきたので

今日は遠野についてのお話をはじめましょう!

Img_5897             南部曲り家・千葉家

            人の住む母屋と馬小屋を直角に連結したL字型の農家を曲り家という

柳田國男(やなぎた くにお)の聞き書きによる「遠野物語」が発刊されて今年百年目を迎えました。

岩手はこれを観光の目玉にしているな! っと感じます 。

遠野物語・・・は日本民俗学の夜明けを告げた原典であり、日本を代表する文学作品といえるようです。

シニアカレッジ参加にあたり、予習の意味で、私は遠野物語を読み始めました。

題名だけはよく知っていたものの、その読みづらいこと!

途中、何度も投げ出しそうになりながら、その おもしろくない本を やっとの思いで読んだものです。  面白いと言われる方もあるので受け取り方は様々ですね。

しかし、大学で色々な角度から 遠野物語 についての講義を受けるなか

私の先入観が少しずつ変化していったのです。

遠野物語の序文に記されてあるように柳田國男は

この話はすべて遠野の人佐々木鏡石(佐々木喜善)よりの聞き書きであると記しています。

Img_5931              佐々木喜善の生家

Img_5930

その、佐々木喜善については下記の講義がありました。

   ① 佐々木喜善と石川啄木の係わり

   ② 佐々木喜善と宮澤賢治との係わり

①については啄木記念館、学芸員の山本令子さんから、

  丁寧な話しぶりの中にも笑いのあるおはなしを。

②は東京学芸大教授、石井正巳先生より

  物語の精神世界のことを聴かせていただきました。

上記の2つ以外にも今回の講義は上手に、遠野物語や賢治作品との関連づけがされていました。

例えば、農学部教授、鈴木幸一先生の

桑の葉のお茶→桑が不老長寿の妙薬

  糖尿病予防、血圧降下、動脈硬化予防、パーキンソン病改善、

  抗アルツハイマー効果などの→ アンチエイジング効果の説明にも

  話の冒頭部分は上手く遠野物語と関連していたのです。

遠野物語にはおしらさまが出てきますよね。

 馬と娘の恋物語で、養蚕の起源神話として紹介されているのがおしら様伝承です。

Img_5968

            遠野、伝承園の一角におしら様の部屋があります

Img_5973

Img_5977 Img_5978 おしら様は桑の木に、馬と娘の形を彫ったもので一対となっているのが一般的。

色とりどりの布が被せてあります。願い事を書いてあったりします。

             曲り家・千葉家の内部です ↓

Img_5892             馬を大事にしていたことがうかがえますね

Img_5895  遠野辺りは馬の産地でもあったようですが、今は何と馬肉を食べさせてくれるのです!

           *

遠野物語は想像力をもって読んでほしいと言われた言葉が印象的でした。

落ち着いたら、もう一度ゆっくりと読みなおしたいと思えるようになりました。

           また続きます。

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