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2010年1月24日 (日)

市民公開講座

土曜日の午後、市民公開講座を聞きに出掛けてきました。

「共に支え、共に生きる」 

 講師沼野 尚美 先生です。

    主催  岡山県がん診療連携協議会

先生のご紹介を簡単にしますね。

薬学卒業後、神学修士号取得。ケンシントン大学にて心理学カウンセリング修士号取得。病院チャプレンやカウンセラーとして淀川キリスト教病院、姫路聖マリア病院、日本バプテスト病院などを経て、現在、六甲病院緩和ケア病棟勤務。2500人以上の方の生と死に関わってきた。専門はがん患者とその家族の精神的援助と宗教的援助。

沼野先生のお話を伺うのは、2回目です。

最初は私がボランティアをしている岡山済生会病院の、研修会でした。

表情豊かに関西弁で話されます。

時には 一人芝居 を見ているのかと錯覚するような感じで。。。

先生が がん と云う言葉を初めて耳にしたのは37年前(高校生のとき)とか。

その頃の癌患者さんは耐えられない痛みにベッド上で、まるでジャンピングするようだった。。。そうです。

現在は、癌特有の痛み、不快な症状を和らげるための緩和ケアができて、37年前の様な事はありません。。。

体の苦しみが小さくなると、人間はどうなるのでしょうか?

  ある人は・・・温泉にでもいこうか?と

    あるいは・・・パソコン相手に碁をうつ

 と、そんな人もいるでしょう。

余裕が出来たぶんだけ、心を見つめなおす時間ができる。

すると、過去において、、、あんなこと云わなきゃよかった~・・・と後悔の念にかられる。→心の葛藤を持つようになった。

患者さんの心にまで支援ができて初めて、緩和ケアの完成がある

すまなかったと、気に掛かっていたことを「ごめんね」と誤る。・・・これは会って言葉で伝えないと心に届かない。  最期になって、心穏やかにというのは難しいので、平素から心穏やかでいられるように、ごめんね!も口に出して云いましょう。

癌 = 死 ではなくなって、完治する場合もある。

だけど、、、完治しても、癌になる前(癌にならなかった)のようには生きられない。

癌になったからできる生き方がある。

  自分の怒りをぶつけて、相手を傷つけない。

  人の心の痛みの解る人として生きる。

末期癌患者に質問 

治療の手立てがない! と解った時、何によって救われましたか? 1つだけ答えてください。

  全員の答えが、家族 だったそうです。

  (家族のいない人は、先輩・友人・隣人・・・などを挙げられた)

 しかし、家族のありかたが変化しており、家族の絆も勝手には出来てこない時代だそうです。それなりの、努力が要りそうですよ。

家族のない場合もあるでしょう。自らが努力して、家族に代わるような人をつくっておく必要があるといわれました。

子供や孫がいても、同世代でないと分かり合えないこともあるので、もし、自分が病を得てやつれて、すっぴんで、もしかしたら、頭髪が抜けているかもしれない。。。

それでも、「あなただけには会いたい!」という人をキープしておく努力をしてください。

そして、あなたが65歳以上になったら、20歳年下の友人をつくることが大事です。

     これはかなり、難しいよ~sign01・・・私の感想

ドクターが「余命○○日です」 と、云うでしょう。

でもこれは、50%の確率です。

もう幾らも時間がないから。。。と、早々に財布を嫁に渡してしまわないように!

最期まで自由に使えるお金を少しは置いておくこと。

嫁が見舞いに来てくれたら、その都度

「今日はありがとう! これから帰ってごはん作るの大変だから、おすしでも買って帰りなさい!」  って、現金をその手に握らせてあげる。 その方がず~っと効果がある!(笑)

病気の人に対して、何もして上げられない。。。

でも、唯 側にいることができるsign01

 これは・・・あなたは一人じゃないよ! というメッセージをおくれるのです

 一人じゃない! と思える時、人は生きていく力が湧いてきます

そして、人は解ってはいるけど、、、云われたい言葉がある

      解っているけど、、、あえて伝えなきゃいけない言葉がある

それは、    ありがとう

そして、    愛しているよ

最期に言ってほしいのは、 頑張れ! ではないのです。

気恥ずかしさを投げ捨てて、言わなければいけないことを今、言っておく。

実例を沢山あげて、お話しくださいました。

涙が頬を伝わりました。。。

日本人は大事な言葉を言うのが苦手です。

日頃から使うようにしましょうと、言われました。。。

どんな時にいえるかな~?  と、思いながらこの講座が終わって、駅前あたりで待ち合わせしようと云っていたので、携帯に2度3度と、連絡をいれても呼び出し音ばかりです。

携帯を持たずに出掛けたに違いありません!!

仕方ないので、バスで一人帰りました(プンプン!)

こうなると、ありがとう どころか、愛してるなんていう言葉、どこからも出てくるわけ無いangry

元気な間に、口にできるんだろうか?

大きな課題です~sign02

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

市民講座のお話を読ませていただいて うん うん納得と思うことばかりでした。
本当に<有難う>この言葉が自然に言えるといいですね。
少ないですが自分で自由に使えるお金をためなくちゃ!
最後まで読ませていただいて最後にはプゥと笑ってしまいました。coldsweats01
愛してる言える相手がいることが羨ましいよ~heart04

いい講座でしたね。考えさせられることばかりです。
1ヶ月あまりの母親の入院でもいろんなケースを見聞きしました。中には人前で、自分の母親(自分でトイレができない)を怒鳴る息子がいたり、奥さんが入院して自分では家の事が何もできなくて困るじゃないかと怒る旦那さん…。入院で家族のきずなが深まる時とその逆もたくさんあります。慶の同級生も入院中に夫に「早く退院できないのか。俺の世話は誰がやるんだ!」と言われ、元気になったとき離婚した人がいます。まだ独身もたくさんいて、その人たちには「迎えに来て」っていう相手がいるだけうらやましい。と言われます。
なかなか自分の幸せには気付かないものなんですよね。
反省反省です。

ガンどころか、命にかかわらない病気になったとしても私の場合はとても心持たない状態かなと思います。
主人は仕事もまだまだ大変だし、まったく悪気はないとはいえ、人の気持ちの機微みたいなものはわからんオットでして。(ここで悪口言っちゃいけないですよね~)
何かあったら自分一人で乗り切るしかないなあと思っている、そういう自分がいるのが、なんとも寂しい気分。
日々、病気にならないように運動と食べ物で予防しているつもりですけど、いつ何どきどういうことになるかはわからないので、内心は心配です。
共に支える・生きるって難しいですね。
その時のツライ気持ちで、まわりに強い言葉をぶつけない、それは普段から心に留めておきたいです。

今晩は!
いいお話ですね!
何度も何度も読み直して考えました。
病院の枕元で繰り広げられる醜い話も聞きますが、このような臨床の実話を基にしたお話はしみじみと身にしみます。
母も父も癌の大きな手術をしています。
私もいつ宣告をうけるか解りません。
良いお話を有難うございました。

いいお話を聞かれましたね。
癌になったらどうしよう、余命を告げられたらどうしようというのはいつも頭の中にあります。
その時になってみないと「ありがとう」や「ごめんね」はでてこないかも。
顔を合わせばケンカばかりしてる二人だから。

市民公開講座?どうせカタイつまんない話しかな?
なんて思って読み始めましたが・・・

ロココは主人が昨年胃ガンの手術を受け
(主人は幸い取って終わりのガンでした)
また、父も食道ガンから全身に転移していて・・・
このところちょっと辛い気分の日が・・・
父に対してどう接してよいか悩む日々でした
とても参考になるお話で、本当にありがとうございました。

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