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2007年7月12日 (木)

再織りのお店で

高野山で偶然入った、再織りのお店。 もっとゆっくり 織物の話を聞きたかったけれど、時間が気になって とりあえず 記念にと、バッグとハンカチを買いました。

 支払を済ませ、後はレシートを受け取ればいいだけなのに、オーナーさん(かな?)なんだか すっとレシートを出さないのです。 

再織りの糸で編んだ キャップ と云うのでしょうか?  球を半分にした形の帽子から クルクルッ とした髪がのぞいて やさしそうな 穏やかそうな雰囲気を 漂わせている方です。  

何か話したいような、 言葉を捜しているような。。。 

『 私が織った 商品を買ってくださった方、 そして私が勝手に、この人は。 と思う方に差し上げている 本 があるので。。。 』

 『 それは、数年前、知人に頂いて読んだ時に 強く 心を打った本なんです。』

そう云って 部屋の隅の戸棚から、1冊の文庫本を出してきました。 紀伊国屋書店のカバーがかけてあります。

私は その本を受け取って 開いてみました。  一体、何の本なのか?

どきっ !! と しました。   文春文庫 「死にゆく者からの言葉」 鈴木秀子  です。

死 という字が 嫌いで どきっ としたのではありません。   

その逆 とでも云いましょうか。  人生、長くやってくると 身近な人と 次々にお別れもします。  そして、死 とは一体なんだろう? と 分からなくなったり。。。

ホスピス という言葉を知った時、 命の最後の時に やさしく 寄り添ってあげる。 そういう仕事って素晴らしいなぁ~。 と思いました。  でも 私には無理。遅すぎます。

何年かが過ぎました。  ホスピス病棟(緩和ケア病棟)のボランティア募集!  が目に留まりました。   それから 月に3~4回 ボランティアに行き始めて 7年です。

 死を目前にした患者さん  どうして? そんな いい 笑顔でいられるの?  私、同じ立場に立ったなら。。。 そんなに笑顔でおれるでしょうか?  学ぶ事 沢山あります。

誰にも必ず訪れる 死 。 だからこそ 今を大切に生きなくては。。。

私の大きな関心事。  何故 それが分かったのかしら?  と どきっ! としたのです。

今、 夢中で 読んでいます。

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コメント

今晩は
仙台はまた梅雨のじめじめした天気が戻ってきました。
九州の大雨は岡山には影響していないのでしょうか。
高野山の再織り興味深く読ませてもらいました。
フェラーそっくりですね。
それからホスピスでのボランティアを7年も続けていられるとのこと、すごいですね。患者さんに直接会うことがあるのですか。
実は私も5月から、難病の子供だけのこども病院で月3回ボランティアを始めました。まだなれていないことが多いです。、「すべての子に命の輝きを」という病院の理念のもと縁のしたの力になればと思っています。「死に行く者からの言葉」読むのがせつないような、こわいような本ですね。でもきっと教えられることが多い本でしょうね。読んでみたいです。
ボランティア、頑張ってください。

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